SE535は解像度の高さが特徴のハイエンドイヤホン

SE535はShureの代表的なハイエンドイヤホンで、
SE846がリリースされるまでは最上位に位置していました。
高域用シングルツイーター1基と低域用デュアルウーハー2基搭載していて、
全体的にフラットな印象ながら解像度がとても高いです。
SE315のシングルBAは少し心許なく、
SE425はかなりモニター寄りのサウンドでしたが、
SE535は広くリスニングイヤホンとして一般受けするモデルといえます。
ビギナーの方からマニアの方まで楽しめるイヤホンです。
ShureSE535の特徴
- 1基のツイーターと2基のウーファーの3基構成!
- 音の1つ1つの粒立ちが分かるほどの高い解像度
- 奥行きのある低音が特徴的
3基のドライバーのそれぞれが原曲を忠実に再生
中高音担当が1基、低音担当の2基がそれぞれ異なる音域を担当しているので、
音がぶつかり合うことなく明瞭です。
SE535の音の特徴としては雄大で分厚い音場でありながらも、
1つ1つの細やかな描写もくっきりと聴こえます。
SE425ほどではありませんがモニター寄りのフラットなサウンド。
音のニュアンスまで聞こえてくる高い解像度
解像度がとても高く、それでいて高音域も刺さってきません。
SE535をもとにチューニングされたSE535LTDに比べると、
とてもナチュラルで原音に忠実な音です。
クラシックではそれぞれの楽器の音が聴き分けられ、
ボーカル曲では吐息が空気のように伝わってきます。
質の高い芯のある低音はSE535ならでは!
高音から低音まで均等に鳴らしてくれるSE535ですが、
重低音はやはりインパクトがあります。
締まりのあるバスドラムやベースの音にはハッとさせらます。
BA型でも迫力は十分なくらい主張してきます。
SE535のここに注意!
ハイエンドイヤホンなのですべてが素晴らしいですが、
メリットでありながらデメリットにもなりえるところを1つ。
SE535はモニター寄りのサウンドなので、
聴く人にとっては音が若干地味に感じるかも知れません。
ドンシャリ型の音楽の場合はフラット寄りの音色がマイナスに出ます。
モニターサウンドをベースに低音を味付けした音色が特徴。