SE535LTDの解像度にびっくり!新チューニングの特徴は?

SE535LTDはSE535に新しいチューニングを施した人気モデルです。
ShureSE535は低音の表現力には優れていましたが、
若干ながら中高域が耳に刺さる印象がありました。
SE535LTDでは高音の量感が増していて、
音の解像度も上がっています。
SE535のサウンドの特徴から比べると、
より音がくっきりとし、鮮やかな音色になっています。
Contents
ShureSE535の特徴
- SE535に比べて高音の伸びや量感がアップ!
- 高解像度の鮮やかなドンシャリ系サウンド
- 赤い本体がカッコイイ!
高音の伸びと量感がアップして帯域ごとの繋がりもより自然に
Shure535の再生周波数帯域は18Hz~19000Hzなのに比べて、
535LTDは8Hz~19500Hzです。
高域側に500Hz分広がっているわけですね。
19500Hzといえば超高音域でモスキート音で、
14歳以下の子供にしか聞こえないような音です。
直接的に19500Hzの音色が聴こえるわけではないですが、
500Hz分上に広がったことで、高音全体の伸びや量感が増しています。
高音に差し掛かるといきなり耳に刺さるような音になることもなく、
繋がりもとても自然です。
音のバランスが整って音がくっきりとより鮮やかに
上でも説明しましたが、高域は音の厚みが出て伸びも良くなりました。
SE535LTDでは高域もググっと引き上がった分だけ、
今度はSE535の強みであった低音のインパクトは弱まっています。
芯のある力強い低音から引き締まった中低域になったという感じです。
決して物足りなさは感じません。
むしろそれぞれの帯域のバランスが整ってポップな音になった印象です。
SE215speと人気を二分するレッドの本体カラー
SE215speのブルーも人気がありますが、
同様にSE535LTDのレッドもとても人気があります。
耳元がとても鮮やかにデザインできます。
ホワイトグレーのケーブルとの組み合わせもかっこよく、
116cmケーブルになって取り回しも◎です。
SE535LTDのここに注意!
個人的にはShureのSEシリーズの中で最も評価が高く、
欠点らしい欠点はありません。
あえて言うのであれば、やはり価格の高さですね。
5万円を超えるとやはりハイエンドイヤホンでも別世界に入ります。
「2、3万なら出せるけど5万円はちょっと…」という感じで、
線を引いている人もいるのではないでしょうか。
しかし、それも10万クラスのSE846が出た今となっては、
それほどの欠点ではないのかもしれません。
新チューニングでヌケのよいサウンドが楽しめます。